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帯状疱疹予防接種実施について

  令和8年度(令和8年4月~令和9年3月まで)も、前年度に引き続き、公費により高齢者定期帯状疱疹予防接種が受けられます。高齢者の定期接種は、昨年同様

 1)令和8年度中に、65歳以上5歳刻みの年齢で(65,70,75,80,85,90、95,100歳)になる方

 2)60-64歳で、ヒト免疫不全ウイルスのより免疫機能に身体障害1級の障害を有する方

に該当する方は、自己負担金が生ワクチンは4,000円、不活化ワクチンは10,000円の自己負担金で接種ができ、これも従来通りです。

 また、「それ以外に千葉市の事業として」、50歳以上で千葉市に住民登録があり、上記定期接種対象者以外の年齢の方には、生ワクチンで2,000円、不活化ワクチンで5,000円が、千葉市から助成されます。従いまして、当院の自費費用額からそれぞれ差し引いた額で、生ワクチンは7,700円-2,000円の5,700円不活化ワクチンは23,100円-5,000円の18,100円で接種が可能です(前回の記載で誤りがあり申し訳ございません)。(千葉市:帯状疱疹予防接種のご案内)

 以下、ワクチンについての概要です。ワクチンは、従来からの生ワクチンと近年開発された不活化ワクチンの2種類があります。千葉市からの情報サイトにあるとおり、(千葉市:帯状疱疹予防接種のご案内)生ワクチンは、皮下注射1回、不活化ワクチンは、筋注2回(1~6か月の間隔)の接種になります。効果は不活化ワクチンの方が高いですが、最も問題になるのは接種後副作用の発熱です。

 これまで当院での経験などでは、不活化ワクチン接種後の発熱は個人差があります。1回目発熱なく2回目発熱がある方が一般的ですが、2回とも発熱しない方、まれに2回とも発熱する方もおられます、印象としてはコロナワクチンで発熱した方は出やすい傾向に感じます。また、時々、腹痛下痢をする方もおられます。どちらも軽症で経過観察あるいは対症治療で改善します。

 効果に関しては不活化ワクチンの方が高いのは明らかです(接種5年後の予防効果は生ワクチンでは約4割、不活化ワクチンでは約9割)。ただし、高齢者で生ワクチン接種後、帯状疱疹を発症した方は、当院での経験はありません。

 帯状疱疹の予防を確実にされたい方は、不活化ワクチンをお勧めしますが、接種後副反応の発熱のリスクは十分にご承知ください。生ワクチンによる副反応は、接種部位の軽度の疼痛発赤で済みますので、副反応のリスクを軽減されたい方や費用を安くしたい方は、生ワクチンをお勧めします。但し、効果は不活化ワクチンより劣ります。

  そもそも、帯状疱疹は元気であれば発症することはまずありません。疲労の蓄積、免疫力が低下する疾患の罹患後(インフルエンザやCOVID-19感染症、肺炎)、あるいは免疫力が低下する持病を有する方で発症しやすくなります。気管支喘息やCOPDが持病の高齢の方は、接種が望ましいとされています。

 さらなる詳細は、千葉市からの情報サイトをご参照いただき、十分にご理解の上、接種希望の方は、電話にてお申込みください

 尚、上記に該当しない自費による帯状疱疹ワクチンの当院での費用は、税込で生ワクチンで7,700円、不活化ワクチンは23,100円です。