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現在の流行(5/6)

GW直前までの状況では、COVID-19感染症、インフルエンザとも、全国的に減少傾向は明らかです。今後は、これら以外の感染症への注意が必要です。初夏は暑さに順応出来ないことから、体調を崩すことが多いので、注意しましょう。

 インフルエンザは、4月に入ってから急激に減少となりました。COVID-19感染症も減少傾向ですが、軽症の方が多いので、受診せずに自然治癒している方がかなりいると推測されます。現在は、COVID-19感染症は怖い感染症ではなくなっています。GW前の状況では、咳が悪化するRSウィルス感染症が小児で多くなっており、看病するお母さんがうつってしまう方が散見されました。今後注意が必要です。発熱、咽頭痛が主体の溶連菌感染症もまだまだ発生しています。

 これからは徐々に蒸し暑い日が多くなり、体が気候に順応するのが難しい時期です。戸外へ出る機会も増えてきますが、紫外線が強く、暑さに慣れていないことで、脱水傾向に陥りやすくなります。特に中高年の方では、ゴルフなどで予期せぬ脳梗塞や心筋梗塞を発症する危険があります。高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が持病の方は、普段から持病の管理が重要であることは言うまでもありませんが、暑さ対策にも十分気を付けなければいけません。水分補給は勿論ですが、併せて塩分の補充も重要です。しかし、むやみにスポーツドリンクを摂ると、糖分過剰となり、糖尿病を悪化させる場合もあるので注意しましょう。

 これから花粉症はイネ科が主体です。あまり認知されていませんが、イネ科花粉も気管支喘息やアレルギー性鼻炎の誘因となります。あるいは、天候に順応できない疲労、4月以降の職場・学校などの環境変化による疲労・ストレスも咳喘息や気管支喘息発作の誘因となります。その他多いのが、4月以降産休明けの疲労蓄積で発症する場合です。産後は自分の体力が低下している上に、仕事と子育てがあるため、疲労ストレスはかなりの負荷となっているので、注意が必要です。

 花粉症や慢性アレルギー性鼻炎が持病の方は、鼻の粘膜だけでなく、気管支上皮も鼻と同じようにアレルギー状態が高まっています。そこにウィルスや細菌の感染があると、鼻炎だけでなく咳症状も悪化してきます。例えるなら、鼻炎のくしゃみ、鼻汁症状が、肺では咳、痰に相当します。細菌感染が強いと、黄色い鼻汁や痰がからんできます。感染症状では、初期に発熱症状を伴いますが、寒暖差アレルギーでは、初期に発熱はほぼなく、軽い咽頭痛から始まりますが、その後2-3日で咽頭痛が軽減してから、鼻炎・咳が悪化してくる傾向があります。

 気管支喘息の方だけでなく、慢性アレルギー鼻炎が持病の方も、普段からそのコントロールが重要です。両者を合併することはよくあることです。気管支喘息が持病の方は、吸入ステロイドと気管支拡張剤が入った吸入薬を、日頃から吸入しておくことは肺のアレルギー状態を安定させる上で非常に重要です。気道過敏性を高まったまま放置しておくと、ウィルス感染症や急な天候の変化で、喘息は急速に悪化します。

 その他、犬猫やウサギなどのペットが喘息の誘因のことも意外に多いので、ペットを飼うようになってから咳鼻炎や皮膚掻痒がでやすいなどの症状がある方は、アレルギー検査をした方が良いでしょう。また、アレルギー持ちの方が、これからペット飼う場合は、事前に採血でチェックした方が無難です。

 四季の変化が強い日本に住む私たちは、天候に順応して生活していくことが非常に大切です。天候に私たちは影響され、体も変化していきます。普段から自分の体は自分で守る努力が必要です。それは、季節に沿った食事を含めたライフスタイルを送ることであり、持病のある方は、基礎疾患をしっかり管理しておくことです。感染予防あるいは少しでも後遺症などを残さないようにするには、それ以前の自分の健康管理が最も重要です。

 食生活と運動は特に重要です。食生活では、その時期にあった食生活を心がけましょう。甘いものの過食や飲酒過多も体を弱らせます。天候の良い日は戸外での運動が勧められますが、徐々に暑さに慣れるようにしましょう。また、室内でも出来る運動は色々あります。マット1枚あれは、体操やストレッチ、軽い筋トレはすぐ出来ます。毎日10-15分で良いので、仕事とは別に体を動かす習慣づけをしましょう。

 今まではCOVID-19が話題になる感染症の筆頭でしたが、感染症はそれだけではありません。特に初夏は各種ウィルス感染症が流行する時期です。注意は当然必要ですが、むやみにマスコミの報道に煽られずに、自ら日常生活を見直し、感染症に負けない体づくり及び生活習慣を心がけてください。ストレスや疲労をためない工夫をしながら、心を病まずに出来るだけ楽しい日常生活を送るように努めることが何より大切です。