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武田クリニック

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現在の流行:COVID-19も含めて

COVID-19の拡大が報道されていますが、COVID-19以外の感染症も多いことを勘違いしないようにしましょう。花粉症はこれからGW過ぎまでヒノキが主体ですが、その後イネ科の花粉症へと移行していきます。季節的に咳喘息や喘息発作はよくみられています。

前回4/6掲載時までは、千葉県におけるCOVID-19新規感染者は、千葉県で100人前後、千葉市で10-20人台で推移していましたが、先週後半4/16から、千葉県では150人前後、千葉市で約30-50人と増加傾向に転じています。大阪府を主体とした関西圏では、ご承知のとおり3月末から英国で確認されたN501Y変異株を主体とした感染が急峻に増加しました(N501Y変異株は、南アフリカ、ブラジル、フィリピンでも確認された系統もあります)。変異株については、すでに昨年末に海外から国内に持ち込まれており、時間とともに、従来株と置き換わっています。このN501Y変異株は従来株よりも感染力が強いので、蔓延のスピードが速い、重症化に達する時間がやや短い、若年者にも感染しやすいとされています。検査で陽性になったCOVID-19が変異株かどうかは、改めて検査しなければならず、手間も要することから、全部を把握することは難しくなっています。以前は発生者の1割くらいを変異株かどうかの検査に回していたようですが、現在は4割くらいまでその検査を増やして、全体の傾向を把握しているようです。また、変異株はほかにもE484K変異株というものがあり、南アフリカ、ブラジル、フィリピンで確認されています。N501Y変異株は前述したような特徴がありますが、ファイザーワクチンには有効性があるようです。しかし、E484K変異株は、ワクチンの効果を低下させる可能性が指摘されています。千葉県、千葉市においても、今後これらの変異株がCOVID-19の主流になっていく可能性はありますが、結局わたしたちがするべき予防策は同じです。過剰な煽りの報道で、むやみに怖がらず、また心を病まないようにしましょう。

現在問題になっていることは、1年にわたるコロナ自粛や在宅勤務の影響で、運動不足による体重増加、生活習慣病の悪化です。この影響は、免疫力にも関係します。日頃運動をよくしている人は、コロナ重症化が低いことが指摘されています(当然のようには思えますが・・・)。うまく時間を利用して、人混みに行かなければ問題ありませんので、戸外また室内での運動を積極的にしましょう。日光を適度に浴びることは、ビタミンDを産生させるためにも重要です。ビタミンDが少ない人は、重症化リスクが高まるとされています。

春先は例年でも、季節の変わり目で、寒暖差や強風の日も多いことから、各種ウィルス感染症が発症しやすい時期です。実際の臨床の場では、COVID-19を疑っても、実際にはCOVID-19以外の感染症の方が多いことも事実です。「発熱=COVID-19」ではありません。最近、具合が悪い時に市販のCOVID-19の検査キットで自己判断している方がおられますが、COVID-19以外の感染症で悪化してしまうこともあるので注意されてください。普通の感冒や細菌性の咽頭炎・扁桃炎・肺炎や腎盂腎炎などもあります。

COVID-19ワクチンについてのスケジュールなどについては、別項「COVID-19ワクチンの現状について」に記載してありますので、ご参照ください。

花粉症はこれからGW前までヒノキが主体で、その後イネ科の花粉へと移行します。今年はCOVID-19の蔓延もあることから、外出時にくしゃみ、鼻汁が多いと、迷惑になります。当院でも花粉症の治療は行っています。メインは抗アレルギー剤投与になりますが、症状や体質によって、漢方薬の併用も有効です。また抗ヒスタミン剤で眠くなる方では、漢方薬が有益な場合があります。鼻炎がひどくなる前から、ステロイドの点鼻薬を開始しておくことは、悪化予防に有効です。アレルギーの点眼薬の処方も可能です。

春先は特に天候の変化が強く、さらに花粉症も相まって、咳喘息や喘息発作の方が多くなります。この時期に咳をしていると嫌がられますが、発熱のない長期化する咳の多くは、咳喘息や気管支喘息に起因する咳です。このような症状では、電車内や人混みで咳が出やすく、マスクをしていても、周囲から白い眼でみられしてしまうつらい目にあってしまいます。咳喘息は、喘息の持病のない方でも、天候の変化に加え、強い疲労の影響、ウィルス感染症などの罹患で、誰でも発症するリスクがあります。例年より一般の感染症に起因する喘息は減っていますが、特に今年は、自粛による運動不足や、自宅に籠っている時間が多いため、天候の変化に弱くなっているようです。発熱を伴わない、少なくとも2週間以上継続する咳、あるいは2-3日でも朝夜の咳込みの悪化や、呼吸困難に感じる場合は、咳喘息や喘息発作の初期が強く疑われるので、風邪薬を乱用せず、受診されることをお勧めします。特に慢性の喘息の方は、吸入を怠らないことが重要です。気道過敏性が高まったまま放置しておくと、ウィルス感染症や急な天候の変化で、喘息は急速に悪化します。

COVID-19やほかのウィルス感染症に罹患しないため、あるいは罹患しても重症化しないためにも、単にマスク、手洗い、うがいの励行だけでなく、普段から日々の食生活・運動を含めた生活習慣の要素は非常に重要です。