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現在の流行:COVID-19も含めて(12/31)

COVID-19感染症の新規感染者数は、9月下旬からずっと低レベルを維持していましたが、やはりオミクロン株の流入は避けられず、12月中旬からじわじわとではありますが、増加の兆しがでてきています。

 増加傾向といっても、世界的に見ればまだまだ低レベルですが、Japan: WHO Coronavirus Disease (COVID-19) Dashboard With Vaccination Data | WHO Coronavirus (COVID-19) Dashboard With Vaccination Dataオミクロン株はこれまで主流だったデルタ株より感染力がかなり高いとこともあり、いったん感染爆発すると、感染者は一気に増加してしまう危険性を孕んでいます。一方これまでの報告からすると、オミクロン株はデルタ株より入院率、死亡率、肺炎発症率は低く、重症化リスクは低い可能性が高いようですまた、2回ワクチン接種が済んでいる方や既感染者の方の重症化リスクも低いとされています。新型コロナ「オミクロン株」 感染しても重症化しにくいって本当?現時点で分かっていること(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース  オミクロン株は本当にただの風邪か? 世界が警戒している理由(倉原優) – 個人 – Yahoo!ニュース 

 オミクロン株は現時点では軽症あるいは無症状(濃厚接触者で陽性など)の方が多いため、すべての感染者を入院隔離にすると、医療体制が早晩パンクしてしまうため、入院適応や隔離基準の見直しが求められています。新型コロナ陽性者・濃厚接触者の隔離期間の現状まとめ 諸外国は短縮方向へ(倉原優) – 個人 – Yahoo!ニュース また、PCR検査や抗原検査で陽性にでても、すぐにオミクロン株かどうか確定できない問題点があります。

 このまま経過すると、いずれデルタ株はオミクロン株に置き換わっていくと予想されますが、重症化リスクの低い株に置き換わるのであれば、それは悪い方向ではありません。しかし、感染力が強いので、患者数が増えれば、それだけ重症者も増加すると推定されるため(特に高齢者や免疫弱者など)、これまで同様の注意は必要と警告されていますが、特にデルタ株で問題であった肺炎のリスクが少なければ、医療体制の負担は軽減されます。オミクロン株による市中感染例の拡大に備えて、私たちにできることは?(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース

 また、最近では、初期に外来で経口投与可能な内服薬が承認されたことから、これまでは重症化の兆候が出てから入院治療開始となったことが、早期から重症化予防が期待できる可能性がでてきました。12/24に国内で承認された経口薬「モルヌピラビル」は、投与対象が18歳以上で重症化リスクがある軽症から中等症となっていますが、外来早期でその適応の判断は難しいと思われます。また、効果や副作用については、まだ不確実な部分があり、フランスでは、「モルヌピラビル」の効果は想定より低いと判断し、承認は見送っています。まだこれから「パクスロピド」という経口薬が控えており、こちらの方が効果は高いような報告があります。オミクロン株によって新型コロナ軽症者の治療はどう変わった? 新型コロナ治療薬まとめ(倉原優) – 個人 – Yahoo!ニュース

 いずれにしても、今後オミクロン株の患者数が日本でも増加してくる可能性が高いと思われますが(帰省や旅行のためにPCR検査を施行する数が増えると、無症状の陽性者の数も増えてくる)、これまで通り、慌てることなく、手洗いうがい、必要に応じてマスクをすることなどにより、ウィルス感染症を抑える予防習慣を、今後しばらくは継続的に講じていくことが肝要です。また、風邪症状のときは無理な外出や出勤・通学は避けることも重要です。しかし、感染症予防に対する過剰な反応などで、心を病んでしまうことがないように心がけましょう。

 12月に入ってからの外来では、晩秋から初冬にかけ、今年は急激に寒くなったことから、例年よりも、咳喘息は喘息発作の方が増えていました。体やお腹の冷えも誘因で、胃腸炎の方も多くなっています。また前回も記載しましたが、帯状疱疹の方もやはりチラホラ受診されています。

 繰り返し述べているように、必ずしも、発熱=COVID-19ウィルス感染、咳=COVID-19ウィルス感染ではありません。これらの症状で、COVID-19ウィルス感染症は当然念頭に考えないといけませんが、COVID-19でなければ良かったということはありません。溶連菌感染症による咽頭扁桃炎や、細菌性肺炎、腎盂腎炎などの尿路感染症などは、普通にみられます。

 咳喘息は、喘息の持病のない方でも、天候の変化に加え、強い疲労の影響、ウィルス感染症などの罹患で、誰でも発症するリスクがあります。発熱を伴わない、少なくとも2週間以上継続する咳、あるいは2-3日でも朝夜の咳込みの悪化や、呼吸困難に感じる場合は、咳喘息や喘息発作の初期が強く疑われるので、風邪薬を乱用せず、受診されることをお勧めします。特に慢性の喘息の方は、吸入を怠らないことが重要です。気道過敏性が高まったまま放置しておくと、ウィルス感染症や急な天候の変化で、喘息は急速に悪化します。

 COVID-19あるいはこれからインフルエンザを含めたウィルス感染症に罹患しないため、あるいは罹患しても重症化しないためにも、単にマスク、手洗い、うがいの励行だけでなく、普段から日々の食生活・運動を含めた生活習慣の要素は非常に重要です。