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武田クリニック

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現在の流行

本格的な寒さを迎え、体調を崩される方が多くなっています。

 現在インフルエンザが流行しています。現在の流行は、A型です。インフルエンザは、最初は高熱がつらい感染症ですが、解熱後の問題は、ほとんどが呼吸器合併症です。頻繁にみられるのは、喘息発作や咳喘息です。また、微熱の継続あるいは1週間以上してから再度の発熱で、肺炎を合併していることがあります。喘息の持病のある方は、特に日頃から喘息をコントロールしておくことが、悪化予防につながります。また、喘息の持病のない方でも、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患のある方、また疲労がたまっている方などでも、思わぬ喘息発作を併発することがありますので、ご注意ください。咳が悪化しやすいインフルエンザの種類もあります。 現在の急激な寒気、発熱の大部分は、インフルエンザですが、それ以外の感染症のこともあります。また、外来で行うインフルエンザの迅速診断は、100%の診断率ではありません。発症後半日くらいでの検査、インフルエンザウィルス量が少ない場合には、陽性にならないことがあります。

 その他、咳が悪化するマイコプラズマ感染症が多くなっています。マイコプラズマ感染症になると、1カ月くらい免疫力が低下しており、その後すぐにインフルエンザを含むほかの感染症に罹患しやすくなるので、注意が必要です。また、咽頭炎、扁桃炎の原因になる、溶連菌感染症も多くみられます。

 この時期の寒さでウィルス性胃腸炎や尿路感染症も発症しやすくなります。尿路感染症は膀胱炎だけでなく、急な寒気、腰痛を伴う発熱で発症する腎盂腎炎があります。初期インフルエンザではないかと疑われ、腎盂腎炎だったということがあります。

 いつもと違う咳発作や呼吸困難感が強い場合、風邪薬や咳止めを頻用するのは禁物です。咳が増悪してくることがあります。喘息が持病の方は、特に吸入治療を怠らないようにすることが大切です。

 ゼーゼーいうだけが喘息症状ではありません。咳発作、呼吸困難感などの継続も発作の一症状です。2週間以上しつこい咳が継続する場合は、咳喘息や軽症喘息が強く疑われます。しかし、数日前からの発症でも強い咳発作がある場合は、要注意です。花粉症やアレルギー性鼻炎が持病にある方は、発症リスクが高いと考えた方がよいでしょう。また、犬猫やウサギ、ハムスター、インコなどのペットアレルギーがある方も意外に多く、それが発症素因となっている場合があります。ペットを飼っていて咳が長期化しやすい方は、ペットアレルギーの有無を採血で確認しておくことが重要です。陽性であった場合、ペットをどうするかの問題がありますが・・・本来は飼う前にアレルギー検査をすることが推奨されます。)

 疲労・寝不足などで、体力・免疫力が低下している方は、花粉症も悪化することから、日頃から疲労過労をためず、食生活にも十分気を付けることが予防です。また、漢方薬やサプリメントなどで、体調を整えておくことも一考です。