千葉市 稲毛区 内科 呼吸器科 糖尿病 生活習慣病 外科 漢方 サプリメント プラセンタ 武田クリニック

武田クリニック

〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台2-12-2

043-290-8338

メインメニューを開くメインメニューを開く
  • HOME
  • お知らせ
  • コロナ雑感:現在の状況とワクチンについて(2/15)
コロナ雑感:現在の状況とワクチンについて(2/15)

 前回(1/18)時点では、まだ新規COVID-19感染者は多く、これから減少傾向になるかどうか・・・というところでしたが、その後首都圏を含めて、急速に減少傾向になりました。イギリス、南アフリカ、ブラジル由来の変異株の蔓延も懸念されましたが、現在散発的に確認はされていますが、その影響は現時点では軽微なようです。「実効再生産数」という「1人の感染者が平均して何人に感染させるか」という指標は、全国平均では1/20前後から1.0を切り始め、千葉県、東京都でも同様の傾向を辿っています。直近の全国平均は0.73、千葉県では0.67、東京都では0.73ですが、最近2週間程度の経過では、「実効再生産数」の低下スピードは鈍っているところが気になります。できれば、「収束」の目安になる0.5を、早く割ってほしいものです。

 また、1月以降の蔓延は、高齢者施設、医療機関が主体となっており、一般の診療所で診断される数は少なくなっているようです。千葉県内でのこれまでの年代別発生者は、60歳未満が76.1%と、約3/4を占めていますが、最も多い年代層は20歳台で21.1%です。県内の重症者は、1/28に55人まで達しましたが、その後2/14時点で30人まで減っています。また、2/14までの県内の死亡者数は348人で、総感染者診断数に対して1.4%、昨年3月から本年2/7までの死亡者平均年齢は、82.1歳です。この傾向が継続すれば、県内入院医療機関の負担も、3月にはだいぶ軽減されると予想されます。これまで同様、我々国民・県民が予防意識を保っていくことが大切です。

 さて、マスコミでは「ワクチン」について「先行報道」が過熱しており、最近では当外来でも、患者さんから質問を受けることが多くなっています。まず、スケジュールについては、2/17以降、国立病院機構などの医療従事者1-2万人程度への先行接種が開始されます。続いて、3月中旬を目途に残る医療従事者約400万人弱が、接種開始予定となっています。この医療従事者への接種は、「集団接種」となりますが、続いて4月以降行われる一般の方への接種(まず65歳以上の高齢者が対象となりますが)の場所・会場をどのようにするかが、現時点では明確になっていません65歳以上の高齢者は約3600万人としていますが、このような多くの方を集団接種だけで行うことには当然無理があります。接種には簡単な問診だけでなく、接種後稀に直後に発生するアナフィラキシーの有無を、接種後15-30分程度観察しなければなりません。(アナフィラキシーの頻度はこれまでの報告では、100万人に対して約10人と決して高くはなく、また適切な対応で回復できますが、インフルエンザワクチンでは100万人に1人程度とされていますので、それよりは高い頻度となっています。)

 また、ご存じの方も多いと思いますが、今回使用されるファイザー・ビオンテック社のワクチンは、マイナス70度での冷凍保存が必要で、冷蔵になってから5日程度で使い切らないといけないとなっています。ですから、本来はかかりつけ医での接種を勧めたくても、このワクチン管理の問題が最も支障となっているわけです。マスコミの先行報道では、いかにも4月以降問題なく行えるかのような印象ですが、現在この問題で各自治体は現在頭を悩ませ、日々方策を練っている状態なのです。恐らくは、考えられる最善の手段を講じて、出来るだけかかりつけ医で、ワクチンを接種していく「方向」になると思いますが、現状では(2/15)具体的に「どこでどのように接種するようですよ」と、お示しすることができません。

 一方、具体的に「どのようなワクチンなのか?」「接種した方が良いのか?」「副反応はどうなのか?」などの疑問についてですが、これはここに私が記載するよりも、専門家のサイトを是非ご参考ください。まず、いつもここの最下段に紹介している忽那医師のサイトでは、

 効果は? 安全性は? 新型コロナワクチンについて知っておきたいこと Q&Aで医師が解説(追記あり)(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース

本日国内承認 ファイザー社の新型コロナワクチンQ&A(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース

が、参考になります。

 また、最近千葉大学医学部付属病院の医師が主体となって開設した「こびナビ」というサイトがあります。こびナビ – COV-Navi

 ここには、COVID-19に関する一般的な情報だけでなく、ワクチンについてもわかりやすく記載されて、動画やQ&Aもあります。2/11の夜にはオンラインの講演会があり、私も視聴しました。現在千葉大学医学部付属病院のCOVID-19医療の最前線で勤務されている谷口俊文医師の講演でしたが、ワクチン接種に対する簡単な結論から言うと、

 1)現在のCOVID-19の蔓延を食い止める、再燃させないためには、多くの方にワクチン接種をしていただくことは非常に重要。

 2)ワクチン効果は、論文的にも、またこれまでの海外の実績からも、かなり期待できる。

 3)安全性に対しては、アナフィラキシーに関してはインフルエンザワクチンよりは多いが、対症可能。副反応についても発生はするが、数日以内で軽快する。

 などであり、出来るだけ多くの方に接種して欲しいという要望が、ひしひしと伝わってきました。「こびナビ」はCOVID-19に関する正しい情報を発信して、特にワクチンについて一般市民に理解してもらいたいという趣旨だそうです。

 当然、ワクチン接種については、情報を得た上での個人の判断であり、日本人の接種はこれからで、予期せぬ事態が起きないとも限りませんが、まだ一般の方への接種は少なくとも4月以降ですので、それまでに正しい情報を得た上で、ご検討ください。

 尚、繰り返しになりますが、特にワクチンのQ&Aについては、

直近2/14の忽那医師の 本日国内承認 ファイザー社の新型コロナワクチンQ&A(忽那賢志) – 個人 – Yahoo!ニュース

こびナビの ワクチンQ&A:医療従事者向け – こびナビ (covnavi.jp)

が、非常に参考になりますので、是非ご活用ください。

 また、一般の方へのワクチン接種の具体的情報がわかり次第、お知らせいたします。

 厚労省からは、新型コロナワクチンについて|厚生労働省 (mhlw.go.jp)も発信されています。